2012/04/17
先週の土曜日に 京都大学文学部三号室で催された、
ウクライナ放射線医学研究センター小児放射線部長の エフゲー二ア・ステバーノヴナ教授と ベル
ラーシ国立科学アカデミーの ミハイルV マリコ博士の「低線量被爆と向き合う」講演会に
聴講しにいってきました。25年間の観察結果、
現場からのデータを 日本の私たちに惜しみなく提供してくれるのは ありがたい。チェルノブイリの
86年に起きた事故からの 政府の対応 住民避難の過程、そこから生まれた子供の影響など
かなり今迄の勉強からは知りえないことが沢山お話しの中からありました。放射線というのは低けれ
ば大丈夫という性質ではなく 低線量でどのような影響があるのか?といった貴重なデータだと思いま
す。医療従事者の友人も 低線量がこわいのだとたしか 福島事故すぐにいっていた気がします。
ベルラーシは チェルノブイリ事故現場から 福島と東京と 同じくらいの距離です。
ガイガーカウンターで図れないものがあります。セシウムがよく取りざたされていますが シトロンチウ
ム プルトニウムなどは マスコミに言及されていません。
これから起こる、いえもう起こっている
表には出てこない 日本に拘束されていない知人からアメリカ医療現場での公開されてないかなり
驚くようなことも個人的に私の耳に入ってきています。
ステバーノヴナ教授が質疑応答で
お話しされていたことで私たちにお伝えくださったことを記載しておきます。
①汚染食品を摂取しない
②定期的なドクターチェック
③症状が出た時にすぐに 訴える
特に何回も繰り返し 毎年の定期的なドクターチェックでリスクを知ることでした。
厳密には チェルノブイリの事故と福島の事故とは同じ状況ではありません。チェルノブイリの場合
爆発が起きた数日後 低い温度で沸騰する物質が出て その時点でシトロンチウムとプルトニウム
は出ていなかったのです。福島事故の場合、高い温度があがったためガスの状態のもの原子炉の
壁窓の状態が不安定になッたときに ベルラーシよりひどくなったのです。
資料は戴いたので 欲しい方はデータをコピーしますのでおっしゃってください。現在両氏は
全国を非常にタイトなスケジュールでまわっておられますが
貴重な機会ですので是非いってみてください。
東京で今週末 21日に東京大学本郷キャンパス弥生会館でも講演されます。
なお今回の来日は北海道大学の研究の一環として実現したとのこと。ありがとうございました。
偶然にも 知人の K氏が 九州からカメラ撮影にきていて 驚き。流石。 その後寺で 行ってよかっ
たねと語りあいました。