2011/09/05
平成21年に 喜界島で皆既日食を観測し、その二週間後、私は出雲大社に参拝した。
その時に、60年に一回の 御本殿大屋根 「平成の大遷宮」の特別拝観があった。
出雲大社は 大国主大神は 国土経営の 国つくりされた国土を 天照大神に奉還され、
その御功績を称え、大国主大神のお住まいの宮殿。
60年ごとに本殿の大屋根が 遷宮されているが、戦後すぐにされて そして60年ぶりに
「平成の大遷宮」が、今、おこなわれているのである。平成25年の五月に遷座される。
この、2011,3,11の 日本に起こった天災、人災、において、この出雲大社の遷宮が
行われているのは、なんと、計り知れない、大いなる働きであるか。
その21年に出雲大社に参拝にいった際に、宝物殿にいった際に、そこの学芸員さんに
三種の神器の話を聴かせて戴いた。 三種の神器は 鏡・剣・玉 であるが、
現在のそれぞれの安置場所や、云われ。バックボーンや 造形深く示唆していただいた。
その宝物殿に、勾玉のレプリカが展示してある。その勾玉にも充分 感じるものがある。
出雲大社に 勾玉が示唆されているのである。
現在は 東京の皇居 天皇陛下の傍に、もちろん三種の神器の勾玉は 在る。
天皇陛下が 諸外国にゆかれる時、必ず 勾玉は陛下と共に、移動する。勾玉を運ぶ専門の
宮内庁の職員がいるのだ。
そして、熱田神宮は 草薙の剣が 守られているのである。
出雲大社でその話が伝えられたときに、熱田神宮へ参拝するかと思ったのだが、
巡り合わせは 二年後の今に訪れた。
伊勢神宮へ行く前に 旅の直前に鑑定の仕事で、名古屋のクライアントさんと対面しており、
ちょうど、熱田神宮のお話しもしていた。その時から風は 熱田神宮から吹いていた。
その時は旅のスケジュール予定に組んでいなく、伊豆のメタモルフォーゼに行く予定だった。
純粋に踊り、音楽と空間のバイブレーションを楽しみにいくものも、もちろん、日食の仲間が
この原発事故を受けて、no nuke one loveな 映像を作成し、ラウンジをメタモ会場で、やる予定で、
私も そのお手伝いに参加する予定だったのだ。台風で、イベント自体が中止になり、
実現しなかったが、そのような 行動力や意思を 非常に リスペクトしている。
そしてそれは決して なくならないだろう。私はそう、信じている。 ここで、くどくど情緒的なことは
書きたくないが、思いは同じ。 かならずどんな困難も、そんな時こそ、人の力が現れるのである。
一年がかりでメタモを設営してきた mayuriさんや、 常に 考え、行動し、映像をつくった
エミちゃん。必ず、その思いは 華開くでしょう。いつも、連絡をありがとう。
そして、メタモは行けなく、大切な東京の ゆえちゃんとも会えなかったけれど、思いは一つ。
ゆえちゃんは、メタモで、フクさんと遊べる!わーい、なんて本当に 可愛いこというので
私も、あなたの事、可愛いなって思ってます。
鑑定では厳しいお姉さんだけど、これからもそうだけど(笑)
そんなこんなで、帰り道で、急に、熱田神宮に参拝することにしたのだ。
生まれて初めての聖域。
なんと、想像以上に、美しく、そして、逞しく、クリーンで清浄な場所。
ヤマトタケルのおわす場所、という感じを 思い切り感じ取る。
大きな、計り知れない裁量で、ここに行き着いた 椰子の実という気分。
道具が与えられたということは、どうその道具を使うか、なのである。
それは常に 己が問われると、いう領域であり、
厳しくも その成就の暁には、多くの人々のために貢献することができればと思う。
いや、そうでなければ、ならないのだとも感じる。
とくに、昨今、怒りや、憤りや、目を背けたいものが 隠されている。暗部。
その中にも、安直に なんでもオッケーという、本質からの逃げは 今何の解決にもならない。
そうではなく、目を背けたいものを、無かったことにしてしまうのではなく、
それをどう、受け止め、どう、処し、どう未来に繋げていくのかが人間の知性やイマジネーション
なのだと思う。道具をどう、扱うのか?
まさに今、扱えないものを扱おうとして、生命を破壊続けているではないか。
まだ、人間はそんな簡単なことも、理解・修了できてないのである。
道具をどう扱うのか。
地球がおこしているのではなく、与えられたものを、生きてる動物の人間がどう、未来のために
運営していくのか。動物は話せません。鳥は たちどまれません。草花は完全奉仕です。
ならば、知性と体を対話できることを 授けていただいた人間の役割でしょう。
多くのものを与えてもらったものは 他に与えなさいとは
こういうことなのだ。
龍村仁監督が講演で、このことが日本で起こったということは、本当に意味のあることだと
おっしゃっていましたが、
今、、本当に自分の感受性で、頭で、心で、
そう感じます。
最後に、今回の旅を計画し、お誘いし、また急遽変更になり、帰りは台風の帰宅難民でしたが
色々な各地のクライアント様にお世話になり帰路につくことができました。ありがとう。
いつものごとく直感で動き、神様と繋がるミラクル旅に、快く受け入れ
笑いながら一緒に歩いてくれた、クライアントさんの 新田さんに御礼申し上げます。
ありがとう。
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