2010/05/31
高速で車を ぶっとばしクライアントさまが梵定寺にご到着
無事鑑定もおわり さいきん ご身内をみまかられ、お兄様を天国にお見送りされたとのこと. たくさん
の思いが彼女を 包んでいます わたしは通訳しつつ フルーツケーキを食べていただく。
ふと 奈良のお話しをして これから ご一緒することに。望みが叶いました
彼女は 足がすこし不自由なので 事前に長谷寺に電話をする すると 駐車場から本堂まで遣いの
車をお寺さんが用意していただけるとのこと これで安心して長谷寺に行けますねと 出発
今迄 幾度となく 鑑定させていただいていますが 本当に彼女は艱難辛苦を乗り越えてきた人生で
わたしの母と同じくらいの 御年だと思いますが、女で一人で 三人の子供を 育てあげ 自立させ
お孫さんがなんと 11人いらっしゃるとのこと。そして仕事現役で バリバリなさっています
パワフルです いろいろお話しをしているいうち 彼女がナビで ちゃちゃっと 判断し 奈良桜井町に
山が見えてきて 際立ったそれは素晴らしい山で 一気に気が上がる
すると 彼女が 『先生、大神神社も近いのだったら 送迎いたしますよ 行ってらっしゃたらどうです
か 』と。 さすがに わるいのでご遠慮するも ナビでこれまたちゃっちゃと リサーチされ 近いこ
とがわかって 結局 お言葉に甘えさせていただき 長谷寺の後に 大神神社にもいくことに。
ありがたいことです
駐車場につくと 長谷寺の方の送迎車が 待機してくれていました 二人で乗り込むと 一気に本堂
へ。到着して 本堂みたとたん私は もう言葉もできないほど感動していました. 拝観料を支払いする
と寺の方が 今日は結願法要の日で 散華をくださいました
中にはいると ご本尊の十一面観音さまが 立っておられました
驚きました その深さと 大きさに
足にふれ 祈るのですが 長年の人々の証に 観音様の両足が
黒く 光っておりました
美しい
なんとも 隣の彼女も 祈っていることを見つめ
気がつけば
私は 人目もはばからず 観音様の足に 五体投地しておりました
祈りに 集中し 心の奥からでてきた わたしの唯一無比の言葉に自身驚きました
ーそうだよな わたしはこう願ってるんだとー
足に願いをしたあとの作法は右回りに 観音さまのまわりをまわります 空海 そして 裏観音様
そして なんとりっぱな 稲荷大明神の翁の御姿
しばし 呆然として 外にでます 同行した彼女も 身体が暖かくなり 足が曲がるようになったと
いいます 確かに 顔が変わったと思います (ちなみに人間が顔が変わるのはよくあることです)
『せんせい わたし来て本当に良かったです ありがとうございます』と おっしゃる。
なにより 心が 軽くなられていて わたしのほうこそ 嬉しいのでございます
悩みや 迷い そして 欲 になやみます。そして 私はそれらをもつことを なくすとか 悟るというよ
りなんだか 愛しいと感じるのです。 それらを なかったことにするのではなく みとめ 対峙し
人は なにかを 『捨て』 なにかを得て
宝を手にするのだと 思うのです 奪われることのない その人だけの宝を。
苦しいのは確かに
つらいのですが できれば避けたいのですが それは無理なことでもあるし しかしあきらめない
という生命力に そこに人間の愛しさとして 苦悩が存在するのではと信じたいのです。
人は変わります タロットをしていて その方たちの 成長のプロセスを目の当たりにすると
蛹が蝶に 変容するがごとく 変化されます また違う機会に記したいと思いますが わたしは
人間というのは こんなにも 可能性に満ち、 素晴らしい潜在能力をもっていのだと
実感し 感動します 悲しみの顔が なんのてらいもない笑顔をされるとき
わたしは やはり人間は 一人一人が祝福されているのだと思うのです 世界に。
ありがとうございました
。