2010/03/01
ー美しきものー それは 下鴨神社本殿まえの神域からの空だと わたしはおもっている。
梵定寺から 北西に徒歩5分ほどに 下鴨神社 そして参道神域全体に糺す森がある
古代祭祀が おこなわれていた糺すの森は 京都御所からは 北東。覆うのには丁度いい。
流鏑馬神事は 毎年見学しにいっているが リビドーに反応しなくても鍛え抜かれた馬は
誇り高く 美しく、気が上がる。
昨年の10月神無月は十三 ・十五夜ともに同じ月間にあり まさに
月見アタリ年だったが十三夜は元宮家山荘にて。そして十五夜は下鴨神社 観月管弦祭で越天楽
の 音の線のなか 中秋の名月を糺す森の木々の枝葉に捉えることができた。ほんの一瞬で雲に隠
れたので それも一興であろう。まさに
なにやら 雲の扇子に チラリズム。この土地にふさわしい出現の月であった。
昨夜は 占星術(西) では 乙女宮での満月。わたしは 白百合とシキミと結わえて 水に活け
百合の芳香のなか
月を みた。 昨年 命の洗濯一人旅で 出雲、松江にいったときに手にいれた 金の鈴と銀の鈴も
花に沿えてみる。
明けて三月。 春のながれは 梅が咲いて 桃が咲いて 桜が咲き誇る。
下鴨神社の 梅を 感じに参詣す。
ここの紅梅は 尾形光琳が描いた屏風絵の梅といわれているが 現在満開である。
もう数日後には 桃の節句 流し雛の神事があり それまでには 梅はきちんと散ってしまうのだろう
とにかく 梅が咲いて 桃が咲き 桜がさくので 月も放たれていくのである。
梅